おすすめのLGBT+小説

多様な愛の形と深い心の旅路を。心温まるロマンスからファンタジー小説まで、次に読みたいお気に入りのLGBT本がここで見つかる。

最新のLGBT+ネット小説

臥待ち月の情人 〜ふしまちづきのこいびと〜 の小説カバー
8.4
街の喧騒から遠く離れた外れに、ひっそりと佇む一軒の古い日本家屋がある。そこは、限られた者のみが足を踏み入れることを許される、知る人ぞ知る格式高い高級娼館「臥待月」であった。この隠れ家のような館に招かれるのは男性客のみ。静謐な空気が流れる館内では、世に二人といないほどに美しい容姿を持った二人の男娼が、訪れる客を優しく迎え入れる。彼らの役割は、単に身体を重ねることだけではない。「どんなお悩みも癒やして差し上げます」という言葉の通り、客が心の奥底に抱える苦悩や孤独、誰にも言えない葛藤を、至高のもてなしによって解きほぐしていくのだ。月の光が差し込む幻想的な空間で、選ばれし男たちが提供するのは、心身ともに満たされる極上の癒やしの時間。日々の喧騒に疲れ、魂の救いを求める男たちは、この秘められた館で美しい男娼たちと対峙し、己の傷を癒やしていく。耽美な世界観の中で描かれる、男たちの切なくも温かな交流の物語。隠れ家的な舞台設定と、神秘的な魅力を持つ登場人物たちが織りなす、至高の癒やしと愛のドラマがここに幕を開ける。
獣王の花嫁は美しきΩの王子 の小説カバー
9.1
ネコ科の獣人たちが支配する軍事強国・サバニア王国の脅威にさらされているアルベニア王国。国家の存亡をかけた危機を乗り越えるため、王家は隣接するエクセリア王国との強固な同盟を模索し、その証として王女をエクセリア王のもとへ嫁がせるという政略結婚の計画を進めていた。しかし、当事者である王女はこの縁談を断固として拒絶し、事態は混迷を極める。国家間の約束を違えるわけにはいかない絶望的な状況のなか、身代わりとして白羽の矢が立ったのは、王女の兄であり、稀少な性質を持つオメガの王子であった。妹の身代わりに、そして愛する祖国を守るための盾として、王子は自らの運命を捧げる決意を固め、異国の地へと赴くことになる。本来の性別を隠し、王女に成り代わって獣王のもとへ嫁ぐことになった王子の運命は、激動の物語へと動き出す。政略と宿命が複雑に絡み合うなかで、種族や立場の垣根を超えた愛の形が試される。運命に翻弄される王子が、新たな環境でどのような絆を築き、過酷な状況を切り拓いていくのかを描いた、切なくも壮大なファンタジー・ロマンス。
永遠の欲望の闇の中で降りる の小説カバー
8.7
マルチバースの闇から現れた「最暗の騎士」との死闘の末、ブルースは世界が変貌する決定的な瞬間へと立ち戻る。かつての計画にはなかったキャットウーマンとの別離を選び、彼は運命を塗り替えるための危険な賭けに出た。過去を遡り、悲劇的な未来を回避しようとする彼の前に立ちはだかるのは、全宇宙を巻き込む巨大な陰謀と神秘の数々。その旅路の中で、ブルースは破壊神ダークサイドと予期せぬ協力関係を築くことになる。互いの思惑を秘めたまま、二人は神々や悪魔、未知のエイリアンが跋扈する領域へと足を踏み入れ、多元宇宙の支配権を巡る壮絶な権力争いに身を投じていく。ダークサイドとの歪な絆が深まるにつれ、古代の宗教やカルトに隠された恐るべき真実が次々と明らかになっていく。もはや引き返す道はない。支配と欲望が渦巻く果てしない闇の深淵へと、二人はどこまでも堕ちていく。これは、愛と野望が交錯する中で、世界の理を再構築しようとする孤独な男の戦いと変遷を描いた、壮大なダークファンタジーである。
彼が選んだのは元カノ、私は復讐 の小説カバー
8.1
黒澤蓮司との結婚式当日、私は最悪の裏切りに遭った。彼は元恋人・詩織が事故で記憶喪失になったことを理由に式を中止し、あろうことか公衆の面前で私を「兄の女」だと偽り、辱めたのだ。詩織の献身的な恋人を演じる蓮司は、私を「客」として屋敷に留め置き、彼女を溺愛する姿を見せつけながら、回復後の結婚を約束し続ける。しかし、私は彼の残酷な本性を知る。蓮司は彼女の記憶を取り戻す薬を隠し持ち、最愛の人との二度目の恋を愉しんでいたに過ぎなかった。私が逃げないと高を括り、部下には二人とも手に入れると豪語する彼に対し、私の心は復讐の炎に包まれる。彼が私を兄の女だと偽ったのなら、その嘘を現実に変えてやる。私は一族の真の支配者であり、組長である黒澤龍征の執務室の扉を叩いた。弟に蔑まれた女としてではなく、彼を破滅させるための最良の手段として、龍征に自分との結婚を申し出る。愛を捨て、復讐を選んだ私の逆襲がここから始まる。
ベータに振られたので、彼の王を奪い取った。 の小説カバー
8.9
群れのベータである蓮との番いの儀式。その神聖な祭壇で、私は最悪の裏切りに遭った。蓮は、自らが保護したか弱い野良の女・真理奈が自殺を図ったという嘘を信じ、私を一人置き去りにして森へ駆け出したのだ。あろうことか彼は、この騒動の責任を私に押し付け、絶対的権力者であるアルファの王・大雅への謝罪まで命じてきた。六年間の愛と永遠の誓いを踏みにじられ、大陸中の笑いものにされた屈辱。深い悲しみに暮れる夜、私はバーで偶然にも大雅と対峙する。ウイスキーに酔い、失恋の痛みに突き動かされた私は、無謀にも彼を誘った。「アルファ様、今夜、私が欲しいですか?」と。驚くべきことに、王は私の問いに頷き、その腕の中で私は衝撃の真実を知ることになる。元婚約者の叔父であるこの男こそが、私の真の『運命の番』だったのだ。愛を捨てた男への復讐劇が、今、幕を開ける。
アルファが誤って私を拒絶した の小説カバー
7.8
アルファである玲央の「運命の番」として過ごした三年間、私は常に孤独だった。彼の心は別の女性、一条薔薇に占められており、私は彼女が迎え入れられるまでの仮初めの存在に過ぎなかったのだ。ある夜、死の淵に立つ父を救うため、私は約束されていた薬を届けてほしいと玲央に懇願した。しかし、薔薇と共にいた彼は「くだらないことで煩わせるな」と吐き捨て、番の精神的繋がりを一方的に断ち切った。さらに薔薇の策略によって父の治癒師たちも奪われ、玲央が彼女と婚礼の準備に勤しむ裏で、父は帰らぬ人となった。最愛の父の命を軽んじ、間接的に死へと追いやった玲央への絶望。だが、彼はまだ気づいていない。数日前、彼が薔薇との電話に夢中になっている隙に、私はある書類を忍ばせていた。中身も確認せず彼が署名したその紙は、魂の絆を永遠に解消する「離縁の儀」の誓約書だったのだ。自らの手で番の関係を終わらせたとも知らず、彼は今も残酷な執着を続けている。
彼に捨てられたオメガからアルファキングの女王へ の小説カバー
8.5
運命の番である涼との聖婚の儀を控えた私は、一族の裏切りに直面していた。涼の義妹エヴァから送りつけられたのは、彼女と涼が睦み合い、それを彼の両親が慈しむという残酷な記憶の断片だった。涼は一族の緊急事態と偽り、ドレス選びの最中に私を置き去りにして彼女の元へ走る。さらに彼の両親は、私が心血を注いだプロジェクトを奪い、エヴァへ譲渡した。彼らにとって私は、血の薄い出来損ないのオメガに過ぎなかったのだ。エヴァから届いた音声には、彼女に跡継ぎを産ませると誓う涼の冷酷な本音が刻まれていた。誰もが私を、使い捨ての哀れな駒だと見なして嘲笑っていた。しかし、彼らは大きな誤解をしている。私はこの大陸で最も強大な一族を継ぐ、正当な後継者なのだ。私はすでに、復讐の準備を整えていた。全世界に生中継される聖婚の儀の舞台は、彼らが崇める神聖な誓いの場から、一族全員を奈落の底へと突き落とす究極の屈辱の場へと変貌する。裏切り者たちへの容赦なき裁きが、今幕を開ける。
裏切りの代償は、番の死 の小説カバー
8.6
心不全の宣告を受けてから3年。誰よりも信じていた番のアルファ、ルークは、私の命を繋ぐはずだった「心臓のドナー」をあろうことか愛人の父親に譲り渡した。愛人のレイラは勝ち誇った顔で、ルークとの情事や彼らの子供がいかに愛されているかを私に突きつける。その瞬間、私の心は完全に死んだ。裏切り者に、もはや番としての価値など存在しない。私から奪われた心臓の権利は、必ず取り戻してみせる。私は決意を固め、5年間封印し続けてきた番号をダイヤルした。「グリーン部族に戻り、手術を受ける。1週間後に迎えに来て」と。すべてを捨て去り、一族のもとへ帰還することを決めた私。一方で、残されたルークは、自分の犯した過ちの重大さを思い知り、絶望の淵で後悔に震えることになるだろう。これは、愛に裏切られた女が自らの尊厳を取り戻すための物語である。
彼の見捨てられしオメガ、アルファ王の破滅 の小説カバー
9.4
最強のアルファと謳われる黒崎達臣の「運命の番」として、私は十五年もの歳月を彼に捧げてきた。荒ぶる彼の獣を鎮める唯一の「錨」であると信じて疑わなかった完璧な世界は、ある日、精神感応を通じて伝わってきた裏切りの予感によって脆くも崩れ去る。私の誕生日、パックの緊急事態だと嘘をついて向かった先で、彼はアシスタントの沙美と密会していた。見つけた隠しスマホには私を嘲笑うメッセージが並び、彼が贈った宝飾品を手に悦に浸る愛人の姿があった。この許しがたい不貞は毒となり、私の魂は彼を拒絶し始める。ヒーラーが下した診断は、絆の汚染による魂の拒絶反応だった。さらに沙美から届いた妊娠検査薬の画像が、私に決別を決意させる。彼の血筋さえも奪われた今、私は自ら「錨」の鎖を断ち切ることを選んだ。弁護士へ連絡し、慰謝料すら拒否して望むのは、彼という呪縛からの完全な解放のみ。これは単なる逃走ではない。裏切り者の世界を根底から崩壊させるため、静かに、そして確実に実行される緻密な撤退劇だ。私が火を放つ導火線の先で、王の破滅が幕を開ける。
アルファに拒絶された白狼の運命の番 の小説カバー
8.0
初の個展という輝かしい舞台で、伽耶は残酷な現実に直面する。伴侶でありアルファの魁は姿を見せず、あろうことか別の女性を庇い、新たな群れの合併を世間に誇示していた。アーティストとしての自分は否定され、単なる「アルファの伴侶」として扱われる屈辱。さらに魁は、オメガである彼女を冷酷な命令で縛り付け、謝罪すら口にしない。彼は伽耶の存在を消し去ろうとするだけでなく、彼女の幻視から生まれた巨額の利益を生むアプリの功績さえも奪い、彼女の芸術を無価値な趣味だと切り捨てたのだ。四年間抱き続けた希望が潰えた瞬間、伽耶の中で何かが変わる。彼女は従順な自分を捨て、復讐の準備を始めた。弁護士へ連絡し、自らの知的財産権の譲渡を装った離縁の儀式の書類を作成させる。魁の傲慢さを逆手に取り、彼が内容を確かめずに署名するよう仕向けるのだ。自分を裏切り、魂を砕いた男に、自らの手で破滅の契約を結ばせるために。静かな決意を胸に、彼女は反撃の一歩を踏み出す。
舞台の女神さま! の小説カバー
9.3
さいたま学院演劇部のスターとして脚光を浴びる松本梓は、華やかな舞台姿とは裏腹に、過去の壮絶ないじめが原因で男性恐怖症と自身の同性愛傾向に深く苦しんでいた。その弱みに付け込んだのが、学院に多額の融資を行う銀行頭取の娘である生徒会長・城ケ崎茜だ。父がその銀行に勤める梓は抗うことができず、部活動を守るために茜との歪な「偽りの愛」を強いられていた。そんな中、演劇部はかつて部員の不祥事で潰えかけた全国大会への再挑戦を決意する。梓にとってその舞台は、自分を救って自死した恩師・青井春香への想いを刻む場所でもあった。脚本家不在という苦境に立たされた時、梓の前に現れたのは、春香の面影を持つ転校生の妹・美咲だった。ラノベ作家としての才能を持つ彼女との出会いが、停滞していた運命を動かし始める。しかし、部が全国制覇という目標に向かって結束を強める一方で、梓を独占しようと執着する茜と生徒会による卑劣な陰謀が静かに、そして確実に牙を剥こうとしていた。過去の傷と禁断の束縛を抱えた少女たちの、光と影が交錯する青春群像劇が幕を開ける。
春はあけぼの の小説カバー
8.3
在位二年目を迎えた領主・宗明は、窮地に立たされていた。弟に恋心を抱く妻の佳枝が、宗明は酒色と女色に溺れていると実父である国主に虚偽の進言をしたのだ。これを受けた国主により退位を命じられた宗明は、無用な争いを避けるため、世間の噂を逆手に取って隠居生活を送る決意をする。彼は身分を問わず美しい女を屋敷に集めるよう通達を出した。一方、貧困に喘ぐ春吉の家族は、類まれなる美貌を持つ姉の園を宗明の元へ送り出そうとする。しかし、見分に訪れた宗明が心を奪われたのは、姉ではなく弟の春吉であった。宗明は春吉の家族全員を召し抱える代わりに、春吉に姉の身代わりとなって寝所へ上がるよう命じる。女装して園として振る舞いながらも、宗明と過ごす時間に戸惑いを隠せない春吉。偽りの関係から始まった二人だったが、共に過ごすうちに春吉もまた、宗明という人物に強く惹かれていく自分を自覚し始める。運命に翻弄される二人の、密やかで危うい恋の行方を描いた物語。
彼に見捨てられたオメガ:国王との再起 の小説カバー
9.4
アルファである黒木魁と「運命の番」として結ばれてから七年。しかし、彼がその愛を私に注ぐことは一度もなかった。魁の心にあるのは幼馴染の一条莉央だけであり、彼女が仕組んだ卑劣な狂言にも、彼は盲目的に加担した。莉央が自ら盗んだネックレスの罪を私に着せた際、魁は一切の躊躇なく私を「汚らわしい」と罵倒し、冷酷に地下牢へと追放したのだ。莉央が彼の腕の中で偽りの涙を流す傍らで、私は銀の手錠をかけられ、引きずられていった。連行される刹那、番の絆が断たれる痛みに彼が顔をしかめるのを見たが、救いの手は差し伸べられなかった。その瞬間、長年抱き続けた淡い期待は完全に潰えた。翌日、母の助けで釈放された私の前に現れたのは、魁が率いる帝国の宿敵となる組織のアルファだった。彼から提示されたのは、魁のすべてを破壊するための首席戦略顧問という地位。裏切られた絶望を復讐の炎へと変えるため、私は迷うことなくその手を取り、かつての愛する男を破滅させる道を選んだ。
アルファの望まぬオメガの妙薬 の小説カバー
8.5
アルファのカイレンと過ごした三年間、私は彼の「銀毒の呪い」を癒やす唯一の存在として影から彼を支えてきた。二十五歳の誕生日までに運命の番が見つからなければ私を選ぶという彼の約束を信じていたが、その日に彼が連れ帰ったのは別の女、リラだった。カイレンは冷酷にも別れを告げ、これまでの献身を金で片付けようとする。さらに、狡猾なリラが仕組んだ数々の罠によって、私は身に覚えのない罪を着せられていく。かつて私を守ったカイレンはリラの言葉に盲信し、病床の母を脅しの道具に使い、群れの前で私を屈辱に陥れた。呪いが再発した際も、彼は私を強引に求めておきながらリラの前では私を悪女として非難したのだ。愛が憎しみへと変わったその日、私は彼との絆を永遠に断ち切る決意を固める。向かった先は、敵対するライバルの群れ。そこには、六年の時を経て昏睡から目覚めたばかりの幼馴染が待っていた。彼こそが、私にとって真の再会を果たすべき運命の相手だったのだ。裏切りに満ちた過去を捨て、私は新たな運命へと足を踏み出す。
不死鳥 の小説カバー
8.2
現代での死を経て、古代の世界へと転生を果たした雲蒼蘭。彼女が新たな人生で目にしたのは、わずか五歳の幼子でありながら、あるカップルを執拗に追跡するという異様な光景だった。その狂気に満ちた状況に怯えながらも、彼女はそこで自らの運命を左右する人物と出会うことになる。名門貴族の血を引く蒼蘭だが、その身には「不死鳥の印」が刻まれていた。この国には、その印を持つ者が世界を統一し支配するという強大な予言が伝わっており、彼女こそがその宿命を背負った存在だった。正体を隠すため、蒼蘭は周囲から男として育てられる道を選ぶ。しかし、覇道を進む彼女を待ち受けていたのは、過酷な裏切りと絶え間ない死の恐怖だった。凄惨な死の幻覚に苛まれながらも、彼女はかつて最も信頼していた人物への復讐を誓い、立ち上がる。予言が示す唯一無二の支配者へと上り詰めるまで、彼女は幾多の危険が潜む険しい道を突き進んでいく。動乱の時代を舞台に、愛執と陰謀が交錯する壮大なファンタジー。運命に翻弄される彼女が辿り着く結末とは。
アルファの偽り、オメガの蜂起 の小説カバー
8.0
治癒院での過酷な連続勤務を終えた私は、愛する伴侶、神楽湊の喜ぶ顔を思い浮かべながら帰路を急いでいた。しかし、彼がいたのは縄張りの外れにある別邸。そこには見知らぬ女性と幼い男の子と共に、幸せそうに微笑む湊の姿があった。潜伏して耳にしたのは、あまりに非情な真実だ。湊は私を「繋ぎのオメガ」と蔑み、政治的利用価値がなくなれば捨てる駒だと断じた。私を育てた現アルファ夫妻さえも、この欺瞞に加担していたのだ。運命の絆さえもが仕組まれた嘘だと知った直後、彼から届いた「会いたい」という甘いテレパシーが、私の悲しみを冷徹な怒りへと変えた。彼らは来る晩餐会で、私を公衆の面前で追放し、辱める計画を立てている。だが、私も相応の報いを用意した。彼の息子の誕生日を祝うパーティー、その最中に届くのは、彼らの醜い裏切りと秘密をすべて暴くデータクリスタルだ。偽りの愛に溺れたアルファに、絶望という名の贈り物を。復讐の幕が今、静かに上がる。
輝く光の先に の小説カバー
8.0
結婚、そして育児。家庭という枠組みの中で、がむしゃらに駆け抜けてきた彼女たちは、気づけば五十路を目前に控えていた。そんな折、突然舞い込んだ旧友の訃報が、平穏だった日常に波紋を広げる。「自分はこのままの人生で終わっていいのか」という切実な自問自答。残された時間の有限さを突きつけられた彼女たちは、心の奥底に封じ込めてきた本音と向き合い、自分らしい生き方を模索し始める。長年断ち切れずにいた不倫関係の清算を決意する者、抑圧してきた自身の真の性癖を自覚する者、そして形骸化した夫婦のあり方を根本から変えようとあがく者。立場も置かれた環境も異なる女性たちが、これまでの役割を脱ぎ捨て、一人の人間としての輝きを取り戻すために一歩を踏み出す。葛藤の先に待ち受けるのは、果たして望んだ幸福なのだろうか。それぞれの矜持と願いを胸に、彼女たちが自らの手で掴み取る未来を描く、再起と再生の物語。
臥待ち月の情人 〜月曇り〜 の小説カバー
9.2
大人気作『臥待ち月の情人』のその後を綴る待望の続編。物語の舞台となるのは、美しき男娼・夕(ゆう)と、彼を傍で支え続ける陽(あき)が織りなす危うくも切ない愛の世界です。平穏な日々を過ごしていた二人でしたが、ある日、店に一人の客が姿を現します。その男は、丁寧な言葉遣いの裏に傲慢さを滲ませる慇懃無礼な人物でした。不穏な空気を纏うその来訪者は、夕が心の奥底に封印し、決して誰にも触れられたくなかったはずの凄惨な過去を詳細に把握していました。予期せぬ再会、あるいは執着か。男の登場によって、秘められていた真実の断片が静かに、しかし確実に露わになっていきます。過去の呪縛が再び二人を翻弄し、平穏だった日常には暗い影が差し込み始めます。夕と陽、二人の絆が試される新たな試練。ミステリアスな雰囲気が漂う中で、隠された過去の謎と愛の行方が交錯する、珠玉のBLロマンス・ミステリーが幕を開けます。夕の知られざる過去とは一体何なのか、そして男の真の目的とは。月光の下で紡がれる、濃密な物語の続きをぜひお楽しみください。