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俺は決してシスコンではないはず!〜周りはシスコンと言うが、ただたんに妹が可愛すぎるだけなのだが?〜 の小説カバー

俺は決してシスコンではないはず!〜周りはシスコンと言うが、ただたんに妹が可愛すぎるだけなのだが?〜

私立高校2年生の東條春輝は、書道部の部長を務めながら、書家としても着実に評価を高めていた。プロカメラマンである父の仕事の影響で、幼い頃から孤独な生活を送ることが多かった春輝だったが、ある日、父から再婚の知らせを受ける。彼はその決断を快く受け入れ、新しい家族を迎え入れることになった。再婚相手である義母は警察官僚として多忙を極め、家を空けることが多い。一方、彼女の連れ子として春輝の妹になった紗良は、少し人見知りな一面もあるが、誰もが目を奪われるほどの超絶美少女だった。両親が仕事で不在がちなため、図らずも春輝と紗良は一つ屋根の下で、実質的な二人暮らしを始めることになる。周囲からは重度のシスコン扱いをされる春輝だが、本人はあくまで「妹が可愛すぎるだけだ」と否定し続けていた。他人だった二人が少しずつ距離を縮め、家族以上の絆を育んでいく様子を描いた、甘く穏やかな日常が幕を開ける。これは、不器用ながらも微笑ましい兄妹の交流を綴る、至福のラブコメディである。
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俺はちょっと遅めのお昼ごはんを食べ終わると、リビングのソファーに座り、テレビを見ていた。 「あ、そうそう。明日から紗良も春輝と同じ高校に通う事になったから」 「え、そうなんですか?」  美咲さんがそう言った。 「うん、せっかくなら心機一転と思って」  今度は、紗良が説明してくれた。 「なるほど。そんじゃ、学校でもよろしく頼むな」 「はい!」  沙良は満面の笑みで言った。 ***  翌朝7時30分のアラームで目が覚めた。 「う、もう朝か。さて、と」  俺はベッドから起き上がるとリビングへと降りた。 ダイニングテーブルの上には置手紙があった。 『仕事に行ってきます。しばらく戻れないかもしれません。沙良をよろしくお願いします。母』  置手紙にはそう書かれていた。 「父さんも母さんもか。こりゃ、2人は何のために再婚したんだか……」  そんな事を呟きながらも俺は紗良を起こす為に二階の部屋へと向かった。 「紗良ー、起きろー。朝だぞー」  紗良の部屋をノックしながら言ったが、部屋から返事は返って来ない。 「入るぞー」  そう言うとドアノブに手を掛けた。  中に入ると荷解きしていない段ボールもちらほらあるが、女の子の部屋だという事が伺える。 「紗良、起きろー。遅刻するぞ」  俺は紗良の肩を叩いてみる。 「んー。むにゃむにゃ。兄さん……」  紗良はそう言うと春輝の頭を掴み、自分の胸元まで持って行く。 「うっぉ」  紗良の決して大きい訳では無いが、小さくも無い柔らかいものが春輝の顔に当たる。 こんなのは、初めての感覚だ。 内心、とても焦っていた。 何とか、紗良の腕から抜け出す。 「いいから起きろー!!」  今度は少し強めに肩を揺さぶってみた。 「ん、あ、兄さん。おはようございます……」  紗良は右目を眠たそうに擦りながらようやくベッドから起き出した。 どうやら紗良は朝が苦手なようだ。 先ほどのことは、覚えてないらし。 まあ、俺としては、その方が良かったが。 「はい。おはよう。朝飯食うから着替えて降りてこいよ。勝手に部屋入って悪かったな」 「分かりました。兄妹ですから気にしませんよ」 「あんがとさん」  それだけ言うと俺は紗良の部屋をでてリビングへと向かった。 「起こしてくれてありがとうございます」  紗良は制服の上着だけ脱いだ状態で階段を降りてきた。 「おぉ、もううちの制服あるんだ」 「はい、母は根回しが早いので」 「さすがは警察官僚だな。飯出来てるぞ」  俺はリビングのダイニングテーブルにトーストと簡単なサラダとドレッシング、コーヒーを置いた。 自分だけなら料理はしないが、誰かの為なら料理をするし、それなりに出来るのだ。 「あの、私、コーヒーはちょっと……」 「あ、飲めないのか、悪かったな。それは俺が飲むから紗良はこっちでいいか?」  冷蔵庫からオレンジジュースを取り出した。 「はい、それでお願いします」 「はいよー」  オレンジジュースをグラスに注いで置いた。 「さて、じゃあ食いますか」 「はい」 「「いただきます」」  二人は声を揃えて言った。  朝食を食べ終わると登校の時間となる。 俺も制服へと身を包む。 「兄さん、制服姿もカッコいいですね」 「そうか? 紗良の制服姿も可愛いぞ」  俺言葉に紗良は顔を真紅に染めながらもブレザーを羽織り、登校の準備を終えるのであった。

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