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高校デビューの卓球初心者vs.告白100人斬りの女子マネコーチ の小説カバー

高校デビューの卓球初心者vs.告白100人斬りの女子マネコーチ

幼少期から英才教育を受け、中学で銀メダリストに輝いた卓球の天才少女・みくり。しかし、成長期による身体の変化が彼女の選手生命を狂わせる。理想のプレーができなくなった彼女は、数多の誘いを断り市立日樫高校へと進学。現在は男子卓球部のマネージャー兼コーチとして、全国制覇への情熱を燃やしていた。一方、運動音痴で反射神経も鈍い新入生・真和は、反抗期を終えて親孝行のために卓球部への入部を決意する。彼は勉強こそ授業だけでこなせる天才肌だが、身体の柔軟性は皆無で、握力すら女子に及ばないほど運動とは無縁の生活を送ってきた。そんな対照的な二人が、高校の卓球部という舞台で出会う。挫折を経験しながらも指導者として再起を図る美少女コーチと、全くの初心者ながら一歩を踏み出した少年。卓球に捧げる青春のなかで、二人の関係はどのように変化していくのか。身体的ハンデや才能の壁に立ち向かいながら、頂点を目指す日々が幕を開ける。※本作はフィクションであり、実在の人物や団体、競技種目とは一切関係ありません。
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「好きです! 付き合って下さいッ!」

「ふーん。で、アンタ。【アタシのどこが好き】なの?」

「全部です!」

「ハ? アナタが【アタシの何を知ってる】のかしら?」

「去年のミスコン優勝で‥‥超可愛いし」

「はい、ストップ!【アタシの顔が好みなだけ】なのね?」

 はあ、またこのパターンか‥‥去年の学内ミスコンに【泣き落とし】で出場させられ、優勝してしまった所為で、もう100人目なのよね。

 そして、空を見上げると曇り空。

 告白の場は、いつも何故か曇天だったりするわけよ。

「いや、顔だけじゃなくて‥‥あの、ナイスバディな所とか‥‥」

「見た目だけ?」

「あー、えっと‥‥、中学の卓球で銀メダル獲ったとか‥‥」

「そんなの【誰でも知ってる】わよ。他には?」

「え、え、えーと‥‥」

「つまり、アンタは【アタシの事を何も知らない】‥‥【顔とスタイルがいいから付き合いたい】のね? 却下、帰れ!」

 アタシの眼力に怯んだ告白男子は、腰を引かせて。

「ご、ごめんなさいッ!」

 と、逃げていった。

 溜息しか出ない。

 何故か、アタシの顔は可愛いらしい。

 自慢する気は無いけど、ジュニア卓球で銀メダリスト。

 近年設立されたオリンピック種目【卓球U-15】女子シングルスで、金メダルを賭けた決勝戦‥‥中国の選手に負けてメチャクチャ悔しかった。

 卓球で鍛えられて、自然とスタイルがよくなってしまったらしい。

 そして、中三から胸が急成長‥‥アタシは胸が邪魔で卓球の未来を潰された。

 こんな脂肪の塊、本気で要らない。

 高校二年生になった今も更に成長している‥‥。

 もっと背が伸びたら良かったのにな‥‥平均以上の身長は、卓球を有利にするのよ。

 そして、毎日のように靴箱にラブレターが入っていて、まず選別。

 差出人の名前が書いてないヤツは【即ゴミ箱行き】。

 名前が書いてある中で、宛名がアタシになってるヤツは一応読む。

 失礼がないように指定された待ち合わせ場所に行く。

 屋上だったり、校舎裏、体育館裏、定番の場所ならね‥‥学校の外は却下。

 でも、いつも結果は同じ。

 卓球部の男子からも全員に告白されていた。

 と言っても、アタシのコーチングに着いてこれなくて、次々と辞めてくから今は10人だけど。

 卒業していった先輩も含め、全員フッてきた。

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