フォローする
共有
死罪判決は嫌なので逃亡しながらダンジョン攻略します の小説カバー

死罪判決は嫌なので逃亡しながらダンジョン攻略します

落雷事故で命を落とした加藤佑真は、異世界へと転移を果たす。誰もが憧れるチート能力を駆使したハーレム生活を夢見ていたユウマだったが、現実は無情だった。身に覚えのない痴漢の冤罪から、挙句の果てには国家反逆罪という身に覚えのない大罪まで着せられてしまう。気づけばギロチン台に拘束され、死罪を待つ絶体絶命の窮地に立たされていた。そんな彼を救い出したのは、パーティー仲間の少女アリスだった。彼女の助けで九死に一生を得たユウマは、不条理な裁きを下そうとする国を捨て、敵対する隣国へと逃亡することを決意する。指名手配犯として追われる身となりながらも、再び冒険者として生きる道を選んだユウマ。行く先々では、ゴブリンからの求愛や強力な守護者との死闘、さらには身体の一部を損なうような凄惨な試練が彼を待ち受けていた。特別な能力も持たず、ステータスも平凡な一般人に過ぎないユウマは、逃亡者の証を刻まれながらも、過酷な運命に抗い真の自由を掴み取ることができるのか。波乱に満ちた逃亡劇とダンジョン攻略の旅がいま幕を開ける。
共有

3

石造りの大型建造物で屋根にこの国の国旗らしき旗が建てられこの街の中心と言えそうな建造物。  

入り口付近には屈強な男の集団や飲んだくれが群がっておりどうにも入りづらい。

 「さっ、いきますよ」

 男たちに目もくれずにさっさと門を潜るアリス。

これはやはり慣れなのか。

 俺とアリスがやってきた建物は『ギルド』。  この街の冒険者が集う場所らしい。  

冒険者はここで仕事の依頼を探したり、受けたりすることができる。  

また横に併設されている酒場で飲み明かし足りするそうだ。  

アリスみたいに宿で暮らしている冒険者は少なく、稼いだ金はその日のうちにみんな酒に消えるので大抵の冒険者は犬小屋やなどに寝泊まりしているらしい。  

犬小屋ってのごすごい引っかかるがまあそれは本当の貧乏人だけだろう。  

と、ここまで来る途中に聞いた話だが入って見て見なきゃ分からない。

 「アリスいくぞ……あれどこだ」  

アリスの姿が横にはもうなかった。  

……もう入っているのだろうか。入口はアレだな。  仕方なく1人駆け足でで屈強な男たちの横を通り扉の前に着く。

 「これが!俺の異世界生活の始まりだ!」  

新しい世界の生活の大半を過ごすであろうギルドに期待を持ち行き良いよくドアを開ける。

 「そうだ!もっと!もっとだ!もっと強く強く叩いてくれ!」  

俺はドアをそっと閉めた。

 ……何かがおかしい。聞いてた話とだいぶ150度くらい違った気もしなくもない。  

中にいたのは若い女と男。  

女がムチを持ち男を叩き上げ男は歓喜を上げていた。

「何かの見間違えであってくれ!」

 俺はそう叫びながらドアをもう一度開く。

 「ぁあア゙ア゙ア゙ア゙ア゙」 

「イヤァァ」  

中の状況は変わらない。  が、今度は叫ばれた。  ……てか誰得だよ。

普通に男女逆だろ

「ユウマ!どうしたんですか!?……何をしているのですか!遅いから見に来たら……そこはトイレですよ?」

 アリスが叫び声に駆け寄ってくる。  

……え?

「そうかそうか。ここはトイレ……だとしてもおかしいだろ!入口だと持ってここを開けたらムチで叩かれてる人がいて」

「ムチ?そんな人いるはずないじゃないですか。もし居たとしたら変態です。そしてもしそれが冒険者ならモンスターよりそいつが討伐されるべきです。が、そんな変態は居るはずないので……さっ早く謝ってギルドに入りましょ」

  何を馬鹿なことをといわんばかりに冷徹かつ正論を言ってくるアリス。

 「い、いくらなんでもそれは言い過ぎだぞ。けどまあそんな人いるはず無いもんな。本当にすいませんでした!」

 俺は鍛え抜かれた土下座を披露し足早にアリスの元に駆け寄った。

 あの涙目の男の顔は一生忘れることができないだろう。  

ハプニングこそあったものの何とかギルドに入った俺とアリスは受付カウンターに居た。

 「あのすいません。

冒険者になりたいんですけど」

 「冒険者ですね。承りました。ではまずは5000バイツ頂戴致します」

 巨乳で緑色髪をした美人な受付嬢は浮かれた俺に現実を突きつけた。

  ……所持金は2500バイツ。アリスに借りれば多分足りるだろう。

だが冒険者になる初日に女の子、しかも年下から登録料を借りるのは男としてどうだろうか。 「ユウマお金は持ってますか?持っていないなら私が払いますよ」

 俺はアリスの唇の前に人差し指を出した。

「冒険者になる勇敢な男が女の子にお金を借りる?そんな恥ずかしいことする訳ないだろ。この後冒険者になった祝杯を上げたい。酒やジュースなどを適当に見てくるんだ。こっちは登録しとくからな」

 唇に指が触れたアリスは頬を赤らめ「わ、わかりました」と言い横に併設されている飲食店に向かった。

 ……さてひとつの問題は去った。

このまま同じ作戦をこのお姉さんにも。

「お姉さん。俺は日本と言う自然豊かな島国からはるばる勇者として冒険者になるべくやってきたユウマと申します。いずれ魔王を倒し世界を危機から救う。そんな勇者候補に2500バイツ程投資してみては如何だろうか」

 お姉ちゃんは小首を傾げると。

「日本という国の名前は聞いた事ありませんね。それと駆け出し冒険者が魔王討伐とかあまり口にしない方が良いかと。最近3層目のボスがこの街の近くに潜伏してるとかで下手したら目をつけられますよ」

 「そ、そうですか。で投資の方はどうでしょうか?」

「ギルドからの貸付になりますね。1万バイツ月利5%からで貸付しておりますのでそちらをご利用ください」  

……いきなりギルドから金を借りることになってしまったがまあ仕方ない。

「それでお願いします」

 「承りました。それでは冒険者カードの発行と手数料を引いた5000バイツをお渡し致しますので少々お待ちください」  

数分後冒険者カードと5000バイツを受け取りアリスの待つ席に着いた。

 「早速冒険者カードに色々登録していきましょ」  自分の事のように興奮気味に机に前かがみになるアリス。

横に置いてある飲み物が零れるんじゃないかとヒヤッとする。

 「名前、年齢、性別……大まかなものは終わりましたね。後はここに人差し指をおいてください」  アリスの指示に従って丸い凹に人差し指を置く。  体に何かが駆け抜けて行くのを感じるとすぐに

冒険者カードに文字が書き込まれていく。

 「物理攻撃70魔法攻撃80魔法耐性150。初期スキル無し」  

……これは直感的にダメなやつだ!

 「ま、まぁレベルが上がればスキルは値を増えていくので気を落とさずに」  

必死にフォローするアリス。

 「 ちなみに平均値は?」

「100」  

……思ったよりも悪くはなかったが、アリスと比べたら天と地の差が出るのだろう。

 「魔法耐性150これは結構いいんじゃないか?」 「数値自体はすごくいいと思いますよ。しかし……その魔法を放つ敵は極わずかで倒すより保護をしなくては行けなかったりしてあんまり」

 ……訂正する。ダメダメじゃねぇか!  

深く溜息をつき。

「俺一人だったら大変だったかもしれないが、俺にはアリスが居てくれる。頼りにしてるぞアリス」

「任せてください!世界最高峰の魔法使いの力を存分に味合わせてあげましょう」

「期待してるぞ……それとこれはなんだ?」 「それと最後になんだけどこのスキルってのはなんだ?魔法使ったりパワーアップとかそんな類か?」

 「イメージ的にはそんな感じで良いかと。スキルを習得するにはモンスター討伐とレベルアップが必須条件です。高レベルになるにつれて覚えれるスキルが強くなります」

 「覚えれるスキルの数とかは決まってたりするのか?」

 「特に決まってはないです。なので覚えれるだけ覚えた方が冒険で有利に立ち回れます」

「なら沢山覚えた方が得だな」  

……ある程度今後やるべきことがわかった。

 「1つ目レベル上げ。2つ目借金の返済。

3つ目にパーティーメンバーの募集。

これを目標にやってくか」

「いい心掛けです!ところで2つ目の借金ってのは……?」

 「な、なんでもない。気にしないでくれ。日本でちょっと闇金に追われてからそれでついな」

 「闇金!?そうですか。なんでもないならもう気にしませんが」

「大丈夫だ。そうしてくれ」

  異世界転生して2日目にして俺は冒険者になった。  

剣と魔法のファンタジー世界。

  モンスターを討伐し魔王軍すらも壊滅させ世界に名を轟かせる予定だ。  

初期ステータスはあんまりだったが俺にはアリスが居てくれる。

 なんで俺みたいな新参者、しかも雑魚に世界最高峰の魔法使いが着いてくれてるのかは謎だが幸先がいい事には変わりない。

 現世だったら今日も家と大学の往復していた。が俺は昨日で卒業した。

 お母さん。お父さん。俺はこの世界で楽しくやって行くよ。

 ほぼ未練の無い現世に別れを告げ俺の異世界ライフは始まった。

 「よーし!アリス!転生記念&冒険者になった&パーティー組めたことを祝ってパーッとやるか」 「いいですね!すいませー」

 意気揚揚と店員を呼ぶ声はアナウンスによってかき消された。

 「緊急!緊急!冒険者各員は至急冒険者ギルドに集まってください!繰り返します!」

「なんだなんだ!?」  

急に慌ただしくなるギルド内。

次々に武装した冒険者が流れ込んでくる。  

先程対応してくれた緑髪の受付嬢は「こちらです」と叫びながら人を纏めている。

 「どうする?俺達も行った方がいいのかな」

「行きましょう。これはレベル上げのチャンスかもしれません」  アリスは即答した。

「だな。そうと決まればいくぞ」  

「現在魔王ダンジョン守護者と思わしきモンスターが裏門近くに出現しております。

ここは始まりの街。

王都からの凄腕冒険者の支援届くまでの時間稼ぎで構いませんのでまずは生きてください」  

受付嬢はそう言い放った。  

……モンスターそれも飛びっきり強そうな魔王ダンジョン守護者とか言うプレート付き。

「任せとけよ嬢ちゃん」

「おう。俺達にかかれば屁でもないぜ」

  武器を構え意気込む強面冒険者。  

「皆さん。それでは緊急クエスト開始です!」 「「「おおおおおおおおおおおおおおおおッ!!」」」  

裏門に集まると大体200メートル程離れた所に今回の標的と思われるモンスターが居た。

 「見えているか。人間諸君」

 誰もがその絶対的な存在感に気を取られ声を出せない。

「私の名前はテレサ。魔王軍ダンジョン3階層守護者にして魔王軍調理隊調理長」

続けて視聴する!
物語はいよいよ佳境へ!アプリに切り替えて続きを読む
全エピソードをロック解除
公式サイトを開く

おすすめの作品

乞食のふりをした将軍が、私を奪いに来た の小説カバー
7.9
かつての恋人は、科挙に首席で合格した直後、権力を持つ姫君の側近となる道を選び私を捨てた。私の存在を疎む姫君は、衆人環視の中で私に娼婦になれと命じ、過酷な辱めを与える。絶望の淵に立たされた私の前に現れたのは、一人の薄汚れた乞食だった。「俺が引き取る。死ぬな」と言い、彼はボロボロの衣で私を包み込み、嘲笑う者たちの前から連れ出してくれた。高台から見下ろす姫君は、落ちぶれた私と乞食を「お似合いだ」と嘲笑する。しかし彼は私を抱き寄せ、「次に会う時は、奴らの首を婚礼の品として贈ろう」と静かに誓った。私はその言葉を、傷ついた心を癒やすための優しい嘘だと思っていた。だが、それから時が経ち、彼は銀色に輝く甲冑を身に纏い、十五万もの大軍勢を率いて再び姿を現した。かつての乞食の正体は、国を揺るがす圧倒的な力を持つ将軍だったのだ。大切な人を奪われた怒りと愛を胸に、彼は私を迎えに、そして復讐を果たすために帰還した。
Death Real ~現実での女子高生は憂鬱すぎるので、ゲームの世界でPKしまくります!~ の小説カバー
8.7
革新的なオリジナリティを追求し、世界中から熱い視線を浴びる最新のVRMMORPG「Beyond Ideal Online」。通称「BIO」と呼ばれるこの仮想現実の世界に、突如として正体不明の最凶プレイヤーが姿を現した。その人物は、情け容赦のないプレイヤキラー(PK)として瞬く間に悪名を轟かせ、全ユーザーを恐怖に陥れていく。本名はおろか、その素顔や目的さえも一切が謎のベールに包まれており、プレイヤーたちの間では様々な憶測が飛び交っていた。しかし、血も涙もない残虐なプレイスタイルを貫くその正体は、現実世界では誰もが羨むような完璧な美貌を持つ17歳の女子高生、柏崎葵であった。清楚な外見からは想像もつかないが、彼女は日々の鬱屈した現実を忘れるかのように、ゲーム内での殺戮行為に歪んだ悦びを見出していたのだ。「キルたのちい」と独りごちながら、彼女は今日も仮想世界で獲物を狩り続ける。美しき女子高生による狂気的なPKライフが、今幕を開ける。
離婚した妻は"第7の顔"の持ち主でした~首都圏壊滅級のざまあ、元夫の復縁を意に介さず~ の小説カバー
9.6
ある事故を縁に、天野汐凪は黒崎家の傲慢な御曹司・瑛斗と結婚した。植物状態となった瑛斗を三年にわたり懸命に治療し、献身的に支え続けた汐凪だったが、意識を取り戻した彼が選んだのは、帰国した初恋の女性だった。冷酷に離婚を突きつけられた汐凪は、男という存在が自身の歩みを止める足枷に過ぎないと悟り、未練を断ち切って本来の姿へと戻る。実は彼女、天野家から失踪した長女であり、世界を震撼させる七つの顔を持つ伝説的な人物だったのだ。最強の傭兵たちが跪く「姐さん」であり、医界の権威が仰ぐ名医、さらには伝説のハッカーやレーサーとしての顔が次々と露わになっていく。かつての妻が持つ圧倒的な正体を知り、瑛斗は己の過ちに気づく。誇り高き黒崎社長の面影はなく、埃にまみれ涙を流しながら、彼は汐凪の裾に縋り付いて許しを請う。しかし、かつて月のように彼を照らしていた彼女の心は、もう手の届かない場所へと去っていた。
夜を狩るもの 終末のディストピア[seven deadly sins] の小説カバー
8.0
雪に閉ざされた街、ホワイト・シティ。その象徴ともいえるノブレス・オブリージュ美術館に飾られた一枚の絵画から、ある青年が産み落とされた。現世に降り立った彼は、表向きは平凡な大学生としての日々を過ごしているが、その実体は闇夜に紛れて魂を刈り取る「死神」という宿命を背負っていた。自らの存在意義や世界の真実を深く追求することもなく、ただ盲目的に生を繋いでいた彼だったが、過酷な運命の中で一人の女性と巡り会う。彼女との出会いは、感情を持たぬ死神の心に大きな変化をもたらし、かけがえのない恋人として彼の孤独な人生を照らし始める。しかし、その先には凄惨な暴力や残酷な現実が待ち受けていた。終末の気配が漂うディストピアを舞台に、愛と死の狭間で揺れ動く青年の戦いと葛藤を描いたダークファンタジー。過激な描写を交えながら、過酷な世界で愛を貫こうとする者たちの物語が今、幕を開ける。青年は大切な人を守り抜き、死神としての呪縛から解き放たれることができるのか。
炎の終末世界、私はペットと氷菓を の小説カバー
8.5
姑によって七年共にした愛犬を毒殺され、五年間慈しんだ愛猫を撲殺された主人公。夫からも「子供とペットのどちらが重要か」と詰め寄られ、家族の絆は完全に崩壊していた。そんな中、世界は灼熱の炎に包まれる終末の日を迎える。彼女は出産を終えた直後、用済みと言わんばかりに家を追い出され、容赦なく照りつける太陽の下で焼き尽くされるという悲惨な最期を遂げた。しかし、意識を取り戻すと、そこは世界が滅びる直前の過去だった。今度こそ大切な家族を守り抜くと誓った彼女は、迷わず堕胎を選択し、犬や猫を連れて地獄のような家から脱出する。極限の高温によって姑一家が飢えと渇きに苦しみ、絶望的な生活を強いられる一方で、彼女は自ら築き上げた強固なシェルターへと逃げ込んでいた。外の世界が灼熱の地獄と化す中、彼女は涼しい冷房の効いた部屋でアイスを堪能し、愛する猫や犬と心穏やかに戯れる。かつての裏切り者たちを尻目に、誰よりも贅沢で幸福な終末生活を謳歌していく。
重生姉の逆襲 ―恩知らずの妹を裁くまで― の小説カバー
9.3
高校入試を終えた妹が突きつけてきたのは、合計百万円にも及ぶ高額な「願いリスト」だった。月収六万円の労働者である私や日雇い生活の両親に、そのような大金を工面できる余裕などない。それでも家族で必死に集めた四十万円を渡したが、妹は感謝するどころか不満を爆発させ、自暴自棄な言葉で家族を責め立てた。私たちは借金返済のために昼夜を問わず働き詰め、ついには両親が過労による交通事故で命を落としてしまう。その悲劇の最中でさえ、妹は恋人と高級ホテルで贅沢三昧に耽っていた。絶望の淵に立たされた私は、重圧に耐えかねて自ら命を絶つ道を選んだ。しかし、目を覚ますと過去に戻っていたのだ。二度目の人生では、私はもう妹の言いなりにはならない。復讐を誓った私は、甘やかされて育った恩知らずな妹を過酷な労働環境のブラック工場へと送り込む。地獄のような日々を味わわせることで、増長しきっていた彼女を徹底的に叩き直し、因果応報の裁きを下す。自らの手で運命を切り拓き、家族を破滅させた妹に真の償いをさせるための逆襲が今始まる。