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この世界の人類はどうやら俺だけのようです。 の小説カバー

この世界の人類はどうやら俺だけのようです。

学校の教室の扉を開けた瞬間、主人公の視界に飛び込んできたのは見知らぬ異世界の光景だった。突然の事態に困惑する彼には、行く当てもなければこの世界の言葉を読み解く術もない。途方に暮れ、絶望に飲み込まれそうになっていたその時、一人の美しいハーフエルフの女性が彼に救いの手を差し伸べる。彼女の助けを借りてこの世界の現状を知った主人公は、驚愕の事実に直面することになる。なんと、かつてこの地に繁栄していたはずの「人類」という種族は、数年前に忽然と姿を消してしまったというのだ。なぜ自分以外の人間は絶滅してしまったのか、そしてなぜ自分だけがこの世界に迷い込んでしまったのか。広大な異世界を舞台に、人類消失に隠された巨大な謎を解き明かすための冒険が幕を開ける。元の世界にある我が家へと帰還するため、彼はハーフエルフの女性と共に、失われた種族の足跡を辿り、世界の真実へと迫っていく。孤独な最後の一人となった少年の、運命に抗う旅が今始まる。
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3

エルフ?星?

 いやエルフはわかるぞ。そうゆうのをいっぱい見てきたからな。

 星ってなんだよ。え?星ぃ?!惑星とか恒星とかそうゆうの?

「あの、言ってることがちょっと分からないんですけど」

「え?」

 とすっとんきょんな声と顔をされた。

「いやその信じてもらえないと思うんですけど、実は俺別の世界から来たんです」

「ん?」

「だから、ここの事全然知らなくてその、いろいろ教えてほしいんですけど......」

「あぁ、そうゆうこと」

「信じてくれんるですか?!」

「もちろん!そうゆう魔法もあるからね」

「そうなんですか?」

「そうそう、でもその魔法覚える人も少なければ成功確率なんてすごーく低いから使う人なんて滅多にいないけど」

 そうゆう魔法もあるんだ!じゃあ帰れるかも!

「じゃあ......」

「はい、ストップ」

 口を人差し指で抑えられてしまった。

「その前に私がどうしても気になること一つ聞いてもいい?」

 真剣な眼差しで聞かれたので思わずこちらも、神妙な感じで頷く。

「単刀直入に聞くとソラはさ、どこの種族?」

「え?」

「いやぁ、ほら外見ればわかると思うんだけどここって妖人種《エルフ》しかいないからさ、ソラって妖人種じゃ無いよね?」

「あー、なるほど。はい、俺はエルフではなくただの人です」

「ん?ヒトってもしかして、人類種《サピエンティア》ってこと?」

「サピエンティア?」

 何か変なこと言ったのだろうか?それにサピエンティアってなんだよ。ヒューマンとかそんな感じじゃないのか。

「多分それです。人類種みたいな感じですよね?」

「ああああ!!!そうだったんだぁ!!」

 突然大声出したぞ大丈夫か?

「そうなんだぁ。100年前に滅んだんだけど、よかったぁ」

 良くないよ!少なくとも俺は!!

「......って滅んだ?」

「うん、正確には居なくなっただけど」

「居なくなったって......」

「そのままの意味だよ。ある日突然ポンッていなくなっちゃったの」

 ええええええ?!

「お、驚いたりしなかったんですか?」

「そりゃあしたよぉ。私達にとっては神様同然だったんだから」

 まーた訳のわからないこと言われたよ。なんで人間がそんな神様扱いされんの?

「すみません、1つずつ聞いていってもいいですか?」

 話を整理したいと言って1回話を中断してもらう。

「わかった」

「どうしてそのぉー、サピエンティア?が神様扱いされてるんですか?」

「人類種は魔力は私達より劣る、とゆうか無いね。けれど私達に知恵を与えてくれたの」

「知恵ですか?」

「そう、建物だったり料理だったり言葉だったり、ホントにもういろいろと」

 頭がよかったのか。はじめっからそんな知識あるわけないから、発想力ってのがすごかったのかな?

「へぇー、じゃあその魔力ってなんです?」

「魔力ってのは体の中に含まれる特別なエネルギーで、これが無くなると魔法が使えないの」

「じゃあ、サピエンティアは魔法が使えないと。もう一つ、エルフの星ってなんです?」

 これがホントによく分からない。え、何。いろんな種族の星があるの?

「星ってのは、それぞれの種族が住む惑星のこと。空を見ればすぐ分かる」

 と窓の方を指さしたのでそちらを見る。

「ほら、いっぱい見えるでしょ?あれが全部種族の星」

 予想通りだったーー!!!

 こう色々と説明されると俺ってホントに異世界に来ちゃったんだなぁ。

 こちらが唖然と空を見ていると、

「ねぇ、よかったらうちに住まない?」

「へ?」

「アテ無いんでしょ。それに人類種ってバレたら、悪い人たちにイロイロされちゃうかもね。大丈夫周りにはヒミツにしとくから」

 願っても無いお誘いキター!

 ......でも、あぁくそ!ビビって素直にハイッて言えねぇ!

 そうやって口をパクパクさせていると、

「代わりに、家事と私のちょっとしたお手伝いをしてくれればいいんだけど?」

「家事と、手伝いですか?」

 こんな事言ってもらえるんだから行くしかない!行け、俺!

「お、おおお、お、俺で良ければ、そのよろしくお願いします!」

 テーブルにガンッと頭をぶつけ、あまり合って無い返しをした。

「ふふ、じゃあこれ着て食器洗い終わったら向こうに来て」

 アリスさんが指した方向はベッドがあった扉のほぼ真反対の扉を指していた。

「はい!」

 元気よく返事をし、食器を洗ってから急いで着替えアリスさんのあとを追った。

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